志賀高原周辺(長野) 奇妙山(1629.1m) 2018年11月18日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:38 林道入口(ゲート)−−7:08 石仏入口−−7:11 石仏(巨岩)−−7:34 主稜線−−7:40 奇妙山(三角点探索) 7:57−−8:00 主稜線を離れる−−8:12 石仏(巨岩)−−8:14 林道−−(ショートカット)−−8:27 林道入口(ゲート)

場所長野県須坂市
年月日2018年11月18日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場林道入口付近に駐車余地あり
登山道の有無無し
籔の有無林道を離れてから半分くらいが笹藪漕ぎ。特に主尾根直下〜山頂まで高密度の笹が続く
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメントDJF氏他の記録を参考に往復。林道入口には冬季通行止めの看板が出ていたがゲート等は無く目的の林道入口まで問題なく入れた。奇妙山石仏の巨岩裏から斜面に取り付くが、少し西側から登った方が笹が無くて良い。両側に巨岩が立った谷地形下から笹が登場するが低くて低密度で問題なしだが、尾根直下で傾斜が緩むと高密度と化し本格的な藪漕ぎ開始。尾根に乗ってからは薄っすらと獣道があり、これを辿れると楽ができる。三角点は最高点よりも西側にあるが笹に覆われ発見に手間取った。三角点の頭は地面すれすれで獣道上の倒木の下で見つけた




林道入口。冬季通行止めの看板があるが通行可能 林道入口駐車余地
林道入口。施錠されたゲートあり 良好な林道が続く
米子大瀑布。渇水期で水量は少なめ
奇妙山石仏入口 やや薄いが刈られた道が続く
この巨岩にいくつか石仏あり 石仏の一つ
石仏裏側から斜面へ 小尾根はずっと笹が続く。目印はこちらに続く
小尾根西側は無毛地帯なのでこちらを登る 石の積み重なり。岩の隙間に注意
両側が岩壁になると低い笹が登場 傾斜が緩むと高密度化、本格的な藪漕ぎ開始
こんな感じで笹に埋もれて平泳ぎ 尾根に出る。高密度の笹が続く
尾根上に岩あり。ここは藪が無いので岩の上を通過 目印。尾根上に多数あり
目印 奇妙山最高点。三角点は西に下がった場所
三角点近くの 目印付き立木の南東約1.5mに三角点発見
三角点は獣道の真上にある。細い倒木が目印
三角点から見た目印付き立木 帰りはうまく獣道を拾えた
尾根を離れて往路の谷へ 笹から解放される
傾斜が緩むと石仏は近い 石仏を西側から見ている
林道到着 林道をショートカット
林道をかすめるがそのまま斜面を下る 落ち葉に隠れた石で歩きにくい
林道入口に到着 下ってきた斜面


 日本山名事典によると奇妙山は日本国内に2山あるがいずれも長野県にあり、しかも接近している。長野市内の松代に一つとお隣の須坂に一つで直線距離で約14.5kmしかない。。長野市の奇妙山には立派な登山道があって手軽に登れるが、須坂の奇妙山は四阿山北側の浦倉山から北西に派生する尾根上にあり登山道はない。ネット検索すると数件の記録があり、例のごとくDJF氏も登っている(その記録はこちら)。しかも雨の日に他の山も含めてだ。ということはあまり藪がひどい山ではないらしい。車でのアプローチは良く、取付きとなる林道入口から山頂までの標高差は約400mなので、道があれば1時間程度で登れそうな山だ。もう1件の記録にもざっと目を通しておく。

 情報では石仏までは遊歩道があり、その裏手から適当に登ればいいようだ。ただしまっすぐ山頂に向かうと南側は岩壁帯なのでやや東にずれた鞍部に出るのがいいようだ。そこが最も傾斜が緩い場所である。

 起点となる林道入口は米子大瀑布の近くでアプローチも同じ。昨年も晩秋に登ろうと現地に向かったが、途中で工事中で通行止めで諦めたのだった。林道の冬季閉鎖があるのか心配だったがとりあえ行ってみることにする。長野市内からだとお隣なので比較的近く、須坂市街地から郊外に出て米子大瀑布の案内看板に従って進んでいき、Y字路を右に行くところで冬季通行止めの看板が! 今年もだめだったかと思いつつ、冬季閉鎖ゲートからあまり歩かなくて済むようなら登ってしまおうと考えて車を走らせる。どこでゲートが出てくるか気にしながら走るが一向に出てこない。結局、目的の林道入口まですんなり入れてしまった。どうもゲートはなく、積雪で自然通行止めになるようだ。

 今日は好天になるかと思ったら低い雲が垂れ込めて寒い。周囲の山の様子から奇妙山はガスはかかっていないと思われるが藪が朝露で濡れていなければいいが。アタックザックにはゴアの上下にロングスパッツを突っ込む。行程は比較的短いので休憩は不要だろうから防寒具はゴアで兼用とし、厚手の長袖シャツを着て出発。車の温度計では3℃くらいだった。

 林道入口のゲートはがっちり施錠されているが、路面状況は良好で頻繁に関係車両が通行しているのが分かる。林道はジグザグって高度を上げるのでまどろっこしいが、斜面は薄い笹に覆われて朝露で濡れそうなので往路は素直に林道歩き。途中、2つ並んだ米子大瀑布の姿を見ることができた。思ったより大きくて立派だが今は渇水期なので水量が細いのが残念。

 林道の屈曲区間が終わり横移動に変わり、小さなカーブに石仏入口の案内看板が登場。思ったよりも道が薄く低い笹が生えていて、しかも笹は薄っすらと濡れている。スパッツを着用しようか悩んだが面倒なのでこのまま突入。幸い、笹があるのは入口付近のみで、小さな沢を渡ると笹は消えた。

 小尾根を越えると石仏群がおわす巨岩が登場。ここからは米子大瀑布は見えないが、滝と関係しているのかもしれない。巨岩のてっぺんには平たい石が積まれていた。石仏の一つに本日の安全登山を祈願。

 遊歩道はさらに奥(西)へと向かっているが横移動で上に向かいそうにないので、ここから道を外れて斜面を登ることにする。地形的にはやや右側(東)が微小尾根を形成していて、ピンクリボンの目印はその尾根上に続いているようで、見える範囲にいくつもあるのが分かる。

 巨岩の裏から笹が登場し、その中に目印が続いているが道は見えない。最初は笹の中を登っていったが寝曲がり竹よりはマシだがそれなりの密度であり、体への抵抗が大きい。周囲を見て笹の薄い場所を探すと西側に離れた場所は笹が無いのでそちらへ移動すると格段に歩きやすくなった。しかし目印は皆無。今回はこのまま単純に上を目指せばいいので目印を気にしながら登るようなことはしなかったので気付かなかっただけかもしれないが、笹尾根のピンクリボンのように目立つものは無かったのは確か。笹が無いのはいいが大きな石が転がっていて、落ち葉に隠れた石の隙間に足を突っ込まないように注意する必要がある。途中で明らかに道のような石が積まれた筋があったが、短い距離であやふやになってしまった。

 笹が無いところを選んで登っていくと上部両側に岩壁が登場。ちょうどその中間の谷地形は岩場が切れて笹原が続いていて、そこから抜けられそうだ。岩壁直下まで笹は無いが、岩壁が近づくと薄く低い笹が登場、石仏裏よりもずっと歩きやすい笹でこの程度なら問題なし。ただし傾斜がきついので笹や岩壁に掴まりながら登っていく。岩壁基部の笹が無い場所が一番歩きやすかった。

 両側に切り立った岩壁帯の間を抜けるとそれまできつかった傾斜が急に緩まる境界があるが、笹はその境目から一気に勢いを増して背は高くなり密度は高くなり本格的な藪漕ぎとなった。まだ根曲がり竹ではなく笹なので茎が細く手で掻き分けるのは容易だが、高密度化した影響で倒れ掛かって周囲の笹に絡んだ状態に出くわすとそうはいかず苦労する。笹の高さは1.5mほどだと思うが登りでは行く先の笹は高い位置に生えているので視界は無い。できるだけ傾斜に対してまっすぐ登るのが楽に藪を漕ぐコツだ。

 緩やかな1600m鞍部に出るが笹の密度は変わらずで、山頂までもうすぐのはずだがかなり苦労しそう。近くの立木には結構な数と種類の目印が付けられていて、ネット検索で発見するよりも多くに人が登っていることが分かる。それも取り付けられた高さからして無雪期のものだろう。残雪期だと車で入れないからなぁ。少し進むと尾根上に石が現れ、石の上には笹が生えず藪が無いので表面が滑らかな石の上を選んで進んでいくのが楽だった。ただし左手(南側)は切れ落ちているので転落注意。

 石が無くなって再び深い笹薮に没して平泳ぎ。よく見ると微かに獣道があり、そこだけは藪漕ぎが格段に楽だったが、あまりに道が薄いのでずっと追いかけるのは不可能で、外しては思いっきり藪漕ぎに励む。

 やっと傾斜が無くなって最高地点に到着。木に目印が巻かれているが山頂標識は無く、事前情報で三角点は最高点に無いことは分かっているので、更に獣道を辿って笹を分けて西へ進んで僅かに下った平坦地に到着。立木にズタズタになった青い荷造紐が巻かれており、確かこの木の近くに三角点があるはず。木の北側は笹が軽く刈り払われたようで開けた場所になっているが笹が横たわって地面は見えない。こちらの周囲を見ても山頂標識は無かった。

 ネット情報ではこの木の南東約1.5m地点に三角点があるとのことで、笹を掻き分けてその付近を中心に捜したが見当たらない。仕方なしにGPSに三角点の緯度経度を打ち込んで現在位置を確認すると三角点の真上にいることになっている。まあ、GPSの誤差は20mくらいあっても不思議ではないので当然の結果か。立木を中心にかなりしつこく探したがどうしても発見できない。諦めて下山しようかと思ったが、木の南東側を中心にもう一度探したら、何と獣道の真上に横たわった細い倒木の下にあった。発見のきっかけは目視ではなく足の感覚。それまでは固い地面はなかったのがいきなり固いものが足の下に。目を向けたら三角点の頭だった。三角点の頭は地面ぎりぎりの高さで想定していた姿とはかなり異なり、これでは見つからないわけだ。三角点捜索に要した時間は17分で、これだけの時間、三角点を探し回ったのは初めてかもしれない。ちなみにDJF氏は6分で探し当てている。

 これで大満足して下山開始。不思議と下りの方が獣道が分かりやすく、往路より楽に藪漕ぎができた。1600m鞍部から右(南)に反れて獣道から離れると笹の抵抗が増大するが、下りなので重力の助けで強引に下る。僅かに段差のある傾斜変化点から下は笹が薄く低くなりもう苦労は無いが、傾斜がきついので笹に掴まりながら慎重に下っていく。帰りはできるだけ笹が無い場所を選んで下ったので往路より西側を通ったと思うが、それでも往路から大して離れていなかったようで、再び行く手に笹が現れたかと思ったら左手(東側)に石仏がある巨岩が見えた。要はこの巨岩の少し西側に笹が切れた場所があるので、そこを登るのがベストルート。

 石仏に本日の登山成功の御礼をしてから先に進む。林道に出てからは往路のようにウネウネと無駄に歩くのは面倒なのでショートカットすることに。先ほどの藪を考えればこれより下はもうそれほど濃い藪は無いだろうとの読み。尾根を回りこんで最初の谷地形手前で林道を離れて斜面へ。藪は無いが大き目の石が積み重なってこれまた落とし穴があるので意外と歩きにくいが、車まで最短距離なので我慢。一度林道カーブに出くわすがこのまままっすぐ下ればすぐに駐車場所なので林道には乗らずに斜面を下る。若干笹が出てきたが上部の笹とは比較にならないほど薄いし高さも低く、下りではほとんど影響は無かった。

 最後は計画通りゲート横に飛び出してゴール。体が冷える前に着替えて車に乗り込んだ。

 翌日、笹の海を泳いだので上半身が筋肉痛。短い行程だったが本格的な藪漕ぎが必要な山だった。でも志賀高原周辺にしては根曲がり竹ではなく笹だったのでまだいい方だと思う。標高1600mもあれば根曲がり竹が登場しても不思議ではない。僅かに南に位置するので笹で済んだのかもしれない。

 

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